「子供のバットって、どんなものを買ったらいいの?」「うちの子まだ3年生なんだけど、どのバットがいいの?」といった質問をよく聞きます。野球経験のないお母さんは当然ですが、経験のあるお父さんでも、子供のバットとなると、どのバットがいいものか迷ってしまうものです。最近では、いろいろなバットが各メーカーから販売されていますが、大きく材質で分類すると。木製バット、金属(アルミ合金)バット、カーボン(FRP)バットとなります。それぞれ硬式野球用や軟式野球用およびソフトボール用となりますが、ここでは少年野球で一番多い軟式バットについて述べていきます。
どのバットがよく飛ぶのって子供は思います。やっぱり「ホームランを打ちたい!」っていう野球少年がほとんどじゃないでしょうか?そこで、技術論はぬきにしてバットと飛距離の関係を考えてみましょう。
簡単にいうと、物理的に重くて、長いバットの方がボールを遠くへ飛ばすことができます。けれど重過ぎる、長過ぎるバットは、うまく振ることができないので、バットにボールを当てられないか、当てる確率がとても低くなってしまいます。そこでまず子供が自分でコントロールできる範囲のバットを選ぶことを考えてください。具体的に子供用として重さは550g〜650g、長さは70pから82pが一般的です。子供の体格、筋力により一概にいえませんが、4〜6年生で公式戦にでている子供でしたら、78pもしくは80p、重さは570g〜620gが平均的なところです。重いバットはよく飛びますが、まずボールが当たらないとお話になりませんので、店頭で振ってみて慎重に選ぶことが大切です。なかには、6年生で体格の良い子供や、毎日素振りをして力のある子供で80p超、650g以上のバットを使用する子もいます。また、大人のバットを使用している小学生もいますが、たいていの子供は、家で毎日素振りをしないことが多く、本人が希望するより軽めのバットを選んであげるとよいでしょう。
材質は金属(アルミ合金)かカーボン(FRP)が一般的です。最近はアルミ合金の中でも、超々ジュラルミンとか硬式材をうたった特殊な合金の軟式バットが発売されて人気を得ています。材質によってバットの特性が違いますので店頭でお尋ねください。
バットのバランスも長さや重さと同様にバット選びの重要な要素となります。分類すると以下となります。
@ トップバランス
バットの先の方が重く、ヘッドを利かせた(遠心力の強い)スイングができる。反面振り慣れないとコントロールしづらい。振ると実際の重さより重く感じる。長距離ヒッターでこのバランスを好む選手が多い。
A ニアーバランス
バットの手許に重心がありバットコントロールしやすい。トップバランスに比べ遠心力は弱い。振ると実際の重さより軽く感じる。ジュニアのバットはもともと軽いことより、このバランスの製品は少ない。アベレージヒッターで好む選手が多い。
B ミドルバランス
名称のとおり、トップバランスとニアーバランスの中間のバランス。バットコントロールも容易で、遠心力もそこそこ得られる。振り易さと飛びの両方を考慮していることから、一番好まれやすいバットバランス。よって、このバランスの商品が一番多い。
以上のようにまとめることができますが、同じバランスをうたっている商品でもメーカーが違ったり、商品の種類で微妙に振った時の感触はかわってきます。できれば店頭にて相談下さい。買い換えの場合は、いままでのバットを店に持ち込み、そのバットを見せてアドバイスを受けるよいでしょう。
失敗例としては、JSBBマーク(軟式野球連盟の公認マーク)の入っていない非公認の商品と気づかず購入することでしょう。マークがないと公式戦で使用できないので注意しましょう。
営業時間 9:00〜21:00
定休日 毎週火曜日
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「うちの子が少年団に入ったんだけど、少年野球をするには何が必要なの?」というおかあさん方のために、よくある質問をまとめて用具の解説のページを作りました。野球道具を購入される際に参考にしてください。