野球用品イシハラスポーツ野球用具入門スパイク編

　グローブ・バットの次はスパイクです。スパイクも公式戦には欠かせない用具のひとつです。公園でキャッチボールをする程度であれば必要ありませんが、少年団に入団したら不可欠となります。スパイクを履いていないと、投げるときにも、打つときにも、走るときにも踏ん張りが利きません。その上、ダッシュとストップの繰り返しになるプレー中にスパイクを履いていないと転びやすく、ひっくり返って怪我をした例も少なくありません。プレーの向上のためにはもちろん、安全のためにもサイズの適正なスパイクを慎重に選びましょう。

スパイク選びの失敗例で一番多いのはブランドや見た目で選んでしまうことです。スパイクは足に履いて常に体重を支えるものですから、グローブ・バットよりも子供に合ったものかどうかが重要になります。サイズはもちろんワイズ（幅）や、もっといえばその靴のラスト（足形）が合うかどうか慎重に選ばなくてななりません。メーカーが違うと同じサイズでも履き具合は全然違います。商品によってはワンサイズ変わることもあります。おかあさんも何よりスパイク選びに気を使ってください。無理矢理履いていると外反母趾などの足の障害につながることもあり、子供の発育に影響を与えます。（スパイクでなくてもどんな靴にもいえることですが・・・）
必ず履いてみることがスパイク選びのポイントです。「うちの子は、２３ｃｍだからそれでいいです。」っていう購入の仕方はいだだけません。いままで履いていたスパイクをお店に持ち込んで履き比べるぐらいの慎重さが大切です。ソックスを履いてスパイクを試履きすることも忘れないでください。野球をするときにいつも履いているソックスをお店に履いていくか、持っていってお店で履き替えてからスパイクを試履きすることをおすすめします。とはいうものの成長途上の子供さんですから、ぴったりサイズのスパイクを購入すると半年たたないうちに足が大きくなって履けなくなってしまいます。そこで子供さんの成長の程度にもよりますが、かかとに指一本入るぐらいの余裕を持たせるとよいでしょう。けれどそれ以上大きいスパイクは怪我につながりますのでおすすめできません。