平成16年11月 1日に、川島町は岐阜県内総合財政力ナンバーワンの各務原市と合併し、新各務原市が誕生しました。13人の町議会議員は、合併特例法により、新市の市議会議員となり、平成16年第4回各務原市議会定例会に臨みました。さらに、私、桜井こうじは、12月24日に、川島地域発展充実のため森市長と面談し、今後の事について話し合ってきました。これを、ここに報告します。 |
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桜井 川島地区の住民にとって、北に抜けるルートは笠田地内からの県道川島三輪線ただ一つです。 新市として一体感を持つために、新たなルートを確保することは急務です。新市計画による仮称「各務原大橋」ならびに「那加小網線道路整備事業」についてどのようにお考えですか?
森市長 機能オンリーの橋でなく、楽しみの哲学がある橋にしたいと思っています。事業費は概ね80億、今後、10年以内に完成させたいと考えています。
桜井 今夏の中越地震を例にするまでもなく、東海・東南海地震の発生が取りざたされています。耐震改修促進法が公布され、特定建築物の耐震改修を行うよう努めなければならないとなっています。川島地区の対象建築物は、川島中学校校舎、中学校体育館ならびに公民館、小学校校舎、振興事務所庁舎ですが、これらに対する対応は?
森市長 まず、川島中学校体育館、公民館の耐震診断を実施します。また、中学校校舎の耐震補強工事を新年度に実施したいと考えています。
桜井 現在の川島地区の常備消防体制は、羽島郡広域連合東消防署川島分署で、水槽付き消防ポンプ自動車一台、救急車一台の体制です。人員は、10名で、常時は3人の勤務体制です。これは、救急と消防が同時には出られないことを意味しています。これでは、川島地区の住民の「安心と安全」が確保できません。これに対する対応は?
森市長 川島地区の常備消防体制は、平成17年4月1日から、各務原西消防署川島分署として発足し、当初の職員数は17名体制とします。消防車両は、新たに、消防ポンプ自動車1台を配置し、2台の車両を運用できる体制とします。また、応援体制は、西・南消防署からの応援出動体制とします。
桜井 川島には、川まつりという伝統文化が有ります。私は、永く途絶えていたこの川まつりが地元の皆さんの努力により再興された平成7年に目の当たりに接し、感動し、そして、翌年より地元の先輩の導きにより、今日まで9年間参加し、また、子供達に、お囃子の指導をしているところですが、この、川まつりとゆう伝統文化の継承についてはどのようにお考えでしょうか?
森市長 都市(まち)づくりを進める上で、都市のアイデンティティ、すなわち個性や、地域固有の伝統文化を継承していくことは、大変重要と考えていますので、「川島川まつり」を実施されている「運営委員会」に対して、引き続き支援していく考えです。
桜井 次に自然環境についてですが、川島のほぼ中心部には、川島の歴史をうかがわせる鉄砲川があります。古くは、雁場うら、最近の子供達はあかし池と呼んで自然と親しんでいる場所ですが、新市の事業として、これを河跡湖公園整備事業と位置づけられてますが、この事業はどのように展開されていきますでしょうか?
森市長 現在の貴重な自然資源、自然景観を保全しつつ市民の憩いの場として整備を進めていきす。16年度は緑の現況調査を実施しました。17年度は、調査結果をふまえ自然環境調査を実施、整備計画を策定、18年度以降に実施計画の策定、用地取得、工事着手に取り組んでいきます。
桜井 本日は、ありがとうございました。
森市長 今後の活躍を期待しています。
桜井 はい、懸命に努力します。
※ 新小網橋橋梁整備事業 18年秋完成予定です。現在、通行止めとなっていますが、今春からは通行できます。
※ 渡橋歩道橋は、18年春完成です。北への道については、今春から通行できます。