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             AUSTIN-HEALEY SPRITE Mk 1    岐阜県 Y様 2023/8~2024/4
                          
                        
一時抹消して十年以上寝かしてあった車両を整備し、無事再登録が完了致しました!

         GINETTA G12     岐阜県 F 様  2022.3.19
クーラントが漏れているとのことで点検すると、写真の様に漏れた形跡があるので修理となった。
ENG分解後関連各部の測定、補修、修正、ネジ山修正等実施 ブロックガスケット面の歪取り研磨実施
ヘッド面の歪み取り研削及びバルブフェース面点検、摺り合わせ実施。
補機類稼働用プーリーのキー溝が写真の様に異常摩耗していたのでアルミプーリーに交換した。
組み付け時にタイミングが規定値に来ないので、プーリーを取り外したら固定キーが組み付けてなかったので追加して正常に戻した。
       LOTUS ESPRIT S3 1986年式 愛知県 I様 2019.11.20
購入して2回目の走行時ENGブローで当社に持ち込まれました。
販売店の話ではENG/
OH済みとのことだったが、ENGを分解した
 ら写真の様にひどい状況だった。OHと言っても、どの程度の作業なのか判らないが、買う側にしてみたら一般的にはすべ  ての作業が施してあるという認識を持つのが普通ではないでしょうか?しかし、現実にはメーカーの仕様に基づいた作業が施されて  いるのはまれでしかありません.
走行2回目でこのようになるのは、推して知るべしでしょう。
上の写真のような状況を見た方はどう思われるでしょうか?
とにかく再生しなければならないが、使用可能な部品はヘッドから
 上及び補機類だけ!そのためパーツ集めに苦労したが、半年ほどでなんとか調達出来た。
 購入したブロックは
ターボ用の為、ライナーはアルミ製をなんとか入手した。ピストンはハイコンプを選択。
購入したクランクは程度が良かったもののクリ アランスが基準値ギリギリだったのでアンダーサイズに研磨加工した。 この際なので、バルブもビックバルブに変更した。タイミングベルトもハイトルク仕様に変更し、それに伴いプーリーもすべて交換。 搭載前のベンチチェックで2時間程簡易慣らし及び水漏れ、OIL漏れ等の確認、点火時期調製、進角等すべて正常値確認。  その後ENG搭載。搭載時にENG以外の不具合箇所はすべて補修、交換、調整作業実施。
その後アライメント調整実施に加え
上写真の様にコーナーウエイトの測定、調整実施。見た目の車高調整だけではバランスを崩す事があるので要注意。
          PORSCHE 911 T 1972年式   岐阜県 N 様  2016.12.15
 20年ほど前,当社で
レストアさせていただ
いた時にENGもOHし
ました。
 その間ノントラブルで
したが、2016年の夏
にENG不調になり、
OHとなりました。
 原因は、樹脂製エ
アーBOXが劣化で割
れエアー吸い込みに
より燃調が狂い焼付。
 点検の結果、ピスト
ンライナーは全交換、
ヘッド関係もすべて交
換。クランクは異常なし
以前他社でOHされた
時にクランクケースに
してはならない加工が
施されていた為、その
 調整が今回も必要で
その作業にずいぶん
時間を費やした。
 OILポンプの点検調
整その他必要事項の
作業の後ENG本体の
 OHは完了。オルタネ
ーターのBG不良で分
解してびっくり。
 写真の様に配線被
服が劣化により剥離
消失BGケースも割れ
 ていた為製作、組込
んだ。配線はまとめて
被服をかぶせ補修。
 カーボンブラシも加工
製作して交換し元に戻
した。
 ホース類もすべて交
換しENG搭載、完成。
        Ferrari 308 QV        愛知県    T 様   2010/06

ジュリア1300段付のオーナーでもあるT氏から、この車両のガスケットが抜けてクランクケース内に水が入ってしまったとの事で、
ENG/OHをさせていただいた。写真上段左から、当該車両、次にENG取り外し時の状態。次がヘッドを取り外した状態だが、スタッドとそれが貫通しているヘッド穴に錆が発生し固着していたため、ヘッドを取り外すのに一苦労した。次がクランクシャフト周り。車両入庫時にはすでにOILは抜き取られていたため、水の混入状態は判らず。右端は、ケースの洗浄後、クランクの曲がり測定及び修正後メタルを交換してクリアランスの測定。下段左端、シリンダースリーブが限度以上に摩耗して使用不可だったため新品に交換。スリーブはアルミ製でニカジルメッキが施されている。入れ替え時には、シリンダーブロックを60度に加熱、スリーブはマイナス20度に冷却してからはめ込む作業となる。ピストン諸元は限度内のため再使用。ピストンリングは交換。次はヘッド、カムシャフトをマニュアルに従って組み付けた後、分度器をセットして狂いがないか再確認。次にフライホイールの当たり面に限度以上の歪みがあったため研磨により修正。次の写真は、クラッチ周りを組み付け搭載準備が整ったENG。最後は搭載が完了し、テスト走行を終え異常が無いことを確かめた後引き渡しとなった。完成後、初期慣らしの1.000km走行時には各部が馴染み、すこぶる好調との連絡がありました。

  Lotus Europe    岐阜県      N 様   2010/02                             
この車は2002年に当社でOHした車両で、8年間で約4万キロ走行したが、昨年暮れにENGから異音がするとのことで来社。点検したところフロントカバー内から小さなチャリチャリ音が出ていたので分解点検となった。
分解してみると、左写真の様にテンショナースプロケットマウントが曲がり、そのためにスプロケットの片側にチェーンの圧がかかり偏摩耗していたので、これらのパーツは交換となった。元々TCのENGだが、この際にビッグバルブ仕様に変更することになった。
ビッグバルブ仕様は、IN側のみ1mmOSになっているだけでEXはTCと同じだった。シートリング、バルブは、IN、EXとも交換。INポートはそれに合わせ少しだが拡大加工実施。
ピストンとスリーブのクリアランスを測定したが、驚くことに前回のOHから全くと言って良いほど摩耗は無かったのでピストンリングのみ交換する予定だったが、同じ仕様のリングが入手不可のため他社製を使用した。
JE製ピストンリングはリングの厚みと幅が異なるので、ピストンのリング溝を加工し組み付けた。オイルリングは国産で使用可能な物を探し組み付けた。オイルはTOTALの鉱物油20w-50をずっと使用しているが、この結果を見ても優れた性能をもっている事がわかる。
OH完成後は2時間ほどベンチで回し、キャブ調整等、各部の調整、点検をして不具合がないのを確認した後車両への搭載となる。ドライバーは、以前よりトルクフルになったと言っている。
         Ferrari  Transmission/OH   東京都内   A 様  2009年 9月 

ミッションの入りが悪い。走行中唸り音が発生しているとのことで入庫して来た。点検しながら分解するが、シフトはすんなり入る。しかし、あるギヤーの歯面が異常に荒れているのが見つかった。唸りの原因はこれだ。
下のミニクーパーもそうだったが、シャフトをずらしながらギヤーやシムなどを1個ずつ抜いていかなければならない。バックラッシュのデーターをとりながらの分解となる。
ギヤーの入りが悪いのは、シンクロハブ面の異常当たりのようなので、シンクロリングとハブ面の両面をマニュアルに沿って修正する。
異常があったギヤーは交換し、分解した逆の順序で組み付けるのだが、これが非常にやっかいですんなりとはいかなかったが、何とかマニュアルどうりのプリロード、バックラッシュその他きっちりと組み上がった。
シフトフォークのセッティングは、一般的な構造だが、シフトパターンを決めるメカニズムは運転席シフトレバーの溝で決まるため、ミッションと外部入力部の組み付け時に、下手をすると位置がずれてきれいに入らなくなることがあるので、搭載時には位置確認を正確にしなければならない。
OHが完了したミッション。フェラーリは、ENGの下に写真のケースが組み付けられるが、進行方向に向かって右がENGのOILパン、左がミッション、後ろ1/4位がデフ室と、3分割の構成になっている。
            FERRARI 512BB     ENG/OH   岐阜県 A 様  2007年3月

ナンバー取得後、程度の良い車が手に入ったと、喜んで当社まで見せに来る途中、ENGルームから出火。原因はヘッドからのOIL漏れで、OILがEXパイプに垂れ、運悪く引火。被害は軽微だったが、その2ヶ月後に、走行中再び同じ所から煙が出たらしい。その為ENGのOHとなった。購入した店の話では、フェラーリの世界では結構名前の通ったメカが組み上げたENGだそうだ。いつ頃OHされたのか判らないが、分解してみると、雑な作業が目立っていた。クランク、ピストン関係はパーツを換えるまでもないので、そのまま使用することになった。
肝心のヘッド周りは、ガイドは要交換、バルブも交換してほしいが、見積金額を聞いてびっくり。ユーザーはこのまま修正再使用に決定。ガイドも純正では予算に合わないので、当社で製作。入れ替え後、バルブステム径に合わせてそれぞれリーマでクリアランス調整。シート周りも研磨、加工すり合わせと、一通り完成し、ブロックに組み付ける。すべて完成したところで、ミッションと組み合わせ、その後車体に搭載となる。OH後のENGは当然だが、すこぶる快調で、さすが12気筒といった甲高い排気音で、あっと言うまにレッドまで到達する様になり、さすがフェラーリと、二人で顔を見合わせ、にんまり!
512BB1
512BB2
      ジネッタG12   愛知県 I 様  2001年 改造

新車で購入ししばらく乗ってみたが、排気音が異常にうるさくて乗りずらい。Engルームの廃熱が悪い、ロールケージを取り付けたいなどの改造依頼があった。                               写真下左から、カウルサイドからの流入エアーEngの前方まで導くようにダクトを追加。サイレンサーはステンレスで容量の大きい物を製作。写真では見えにくいが、リヤータイヤ前方のサイドカウルに、EXパイプまで冷却用のエアーを取り入れるための導風ダクトを製作取り付け。ロールケージの製作取り付け。コクピットが異常に小さいため製作には苦労した。
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        somenaile
ドカティー900ファイナルエディション  愛知県 K 様 2001年OH

新車購入後の馴らし期間中に、Engパーツのバランス取りの為、ドカの専門ショップにOHを依頼。3ヶ月以上を経て完成したが、完成後の走行でわ冬にも関わらず油温が120度以上に上がってしまうし、カタログ値70PSのパワーが58PSまで落ちていた。依頼したところにこの事を相談すると、ドカでは普通だと言われ相手にしてもらえなかったらしい。そんな馬鹿な話は無い!そこで当社に再OHの依頼があったため分解してみてびっくり、タイミングギヤーの締め付けナットはねネジが潰れてしまっていて、そこを電気溶接で固定してあったり、ロックワッシャーはケース内にころがっていたり、とどめはクランクケースのb/g部に分厚いシムを入れて無理矢理締め付けてあった。油温の上昇の原因はこれだった。がこの作業をしたSHOPはドカに関しては中部地区で結構有名らしい。当社で分解時ハイコンプピストン、CRキャブ、サイレンサーをスポーツパーツに交換し組み上げた結果、82PSまで増加した。もちろん油温も95度以下で安定している。
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