◆親権◆
 裁判離婚で親権の帰属については争う場合は基本的に母親が極めて有利です。特に子供が7歳くらいまでの幼児の場合はこの傾向は顕著です。これは裁判所が逆男女差別を行っているわけではなく、児童心理学等の成果からこのような運用が導かれるようです。幼児にとり母親は生命維持装置といっても良いくらいの存在であるからでしょう。

 しかし、この運用も、母親が何らかの理由で不安定な場合は、妥当な結論とはいえないケースも確実に存在します。
 母親が精神疾患を罹患している場合や、恒常的に母親による虐待がある場合などです。

 親権を取得したい父親は、上記に代表される母親の監護能力の不備を証拠をもって裁判所に主張する必要があります。


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